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ぶら下がる石けん


レモン石けんと聞いて香りが浮かぶのは、確かにお世話になっていたという事です。

今でも多くの学校へ納入しているというこの石けんは、
カネヨクレンザーを1934年に発売し発足した元鈴木山陽堂、
現在のカネヨ石鹸株式会社から生まれました。
発売年度は1946年。
戦争で全焼した工場をあらたに再建してのスタートの時でした。


元祖ではないけれど

それ以前からレモンの香りのする石鹸はありました。
国内では明治に始まった石鹸製造の過程の中で、
いろんな香料をいれたものも作られるようになりました。
が、最も広まったのはこの、正式名称カネヨレモン。
パッケージにも書いていませんが、いわゆるレモン石けんです。


タフな石けん

愛らしい形とやさしい香り。これが小学校を中心に人気をよんだのでしょう。
分かりやすい香りで子どもたちの手洗いの確認をする先生たちにも良かったようです。

皿にのせて使われていたところもありますが、
やっぱり、みかんのネットに入って、蛇口にぶら下っている様子が目に浮かびます。
小さくなってもどこかにいってしまう事無く使えるし、
あの泡立ちを助けてくれるような、しっかり汚れを落としてくれるような
ちょっと固めのネットの感触と、石けんが食い込んでいる様子、
ほかの石けんには無い、少しタフなあの姿は
子供達と一緒に学校で育っていったのかもしれません。


石けんからネットが進化

今でも、もちろんあの姿です。
ただ今はネットは石けん用に少し進化して
バスケットのゴールのようにワッカやハンガーのような
引っかけがついているものがあり、取り替えも便利になっていて
保健委員によって補充されています。
洗顔用の泡立てネットなどはここから生まれたのかもしれません。


手頃な価格

また、学校だけではなく銭湯などでもよく使ったのを覚えている人、
また大人になった今でもお世話になっている方も多いかと思います。
8個入りで284円。一個36円しないところも、毎日使うものとして、
みんなに愛される理由の一つでしょう。



これを機にうちの蛇口にも一つぶらさげました。
みんなでわいわい使ううち、もっとレモンのようになってきています。
今は保健委員じゃないけれど、次の取り替え時期がたのしみです。



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